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日本文化研究会「和のテーマパーク」
11.122010
女児祝い着の文様のいわれ(5)
鈴は女性だけに使われる文様である。図案として使われる場合は祭祀用の神楽鈴をモチーフにしたものが多いが、こどもの衣装に文様として用いられる場合は神様から鈴なりの幸せを授かる意味から、単独で描かれるれることが多い。鈴を可愛い花と一緒に描いたこの初着は、鈴が、神様と太い絆で結ばれ、その美しい音色で美咲様を女性らしくやさしく成長させ、邪気を払い健康で美しく育つようにと祈って描かれている。
また魔よけの赤(丹)と材運を表す黄土色の間に日本人にもっとも愛される桜色を用いた配色は、財運に恵まれ誰からも好かれ、健康で事故なく、また調和を重んじるようにとの願いを込めた配色表現である。