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日本文化研究会「和のテーマパーク」
5.92011
男児祝い着
きもの、特に礼装のきものは、寿ぎの心を文様に託します。わたやではお宮参りの祝着をお買い上げいただいたお客様に祝着に描かれた文様のいわれを解説してお渡ししております。
兜は「鶏頭となるとも牛尾となるなかれ」と古来よりいわれることから、一国一城の主となることを願った男児の祝着の代表的な図柄である。松は常盤木。一年中緑を保つ老松はその力強さから男性の象徴とされています。兜の下と袖に描かれている鼓は楽曲を演奏する時にはリーダーの役割を担う楽器である。また、右袖の几帳は位の高さを表しています。
この祝い着は、みんなを導いて行くリーダーとなり、頂点を担う男性へと成長されることを願って描かれております。
蒼天様の健やかなご成長とご多幸を、心より御祈念申し上げております。
わたや和服文化研究室
祝い着