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日本文化研究会「和のテーマパーク」
4.202011
男児祝い着のいわれ(12)
きもの、特に礼装のきものは、寿ぎの心を文様に託します。わたやではお宮参りの祝着をお買い上げいただいたお客様に祝着に描かれた文様のいわれを解説してお渡ししております。
鷹は「高い」に通じることから初夢の縁起物に数えられたり、鷹狩のできる大将になるようにとか、その爪でしっかり幸せをつかみ大きく羽ばたくようにという意味があり、男児の祝着の代表的な図案である。また、兜は「鶏頭となるとも牛尾となるなかれ」と古来より云われることから、一国一城の主となることを願った図柄です。この代表的な2つの図柄と吉祥文様を,永続性を表す波と共に描いています。
この祝着は、お子様が、強い意志を持ち、みんなを導いて行くリーダーを目指して大きく羽ばたく男性へと成長されることを願って描かれております。
宗一郎様の健やかなご成長とご多幸を心より祈念申し上げております。
わたや和服文化研究室