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日本文化研究会「和のテーマパーク」
2.112011
男児祝い着のいわれ(11)
きもの、特に礼装のきものは、寿ぎの心を文様に託します。わたやではお宮参りの祝着をお買い上げいただいたお客様に祝着に描かれた文様のいわれを解説してお渡ししております。
祝着全体に配されているのは、七宝、、宝珠、打出の小槌、隠れ蓑、丁子などの代表的な吉祥文様が一面に配された「宝尽くし文様」である。これは、宝物を自分だけの物とせず周囲の人々にも配る心の広さを表しています。特に打出の小槌を中心に配しているのは一寸法師の物語によるものであろう。また背景に描かれた波は、寄せて返して永遠に続く事を表現しています。この祝着は、お子様が、多くの宝物に恵まれ、また、その幸せを独り占めにせず周囲の人々と分かち合う広い心を持つ立派な若者に成長されることを願って製作されています。
颯真様の健やかなご成長とご多幸を心より祈念申し上げております。
わたや和服文化研究室