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日本文化研究会「和のテーマパーク」
1.172011
男児祝い着のいわれ(5)
きもの、特に礼装のきものは、寿ぎの心を文様に託します。わたやではお宮参りの祝着をお買い上げいただいたお客様に祝着に描かれた文様のいわれを解説してお渡ししております。
鷹は「高い」に通じることから初夢の縁起物に数えられたり、「鷹狩りのできる大将になるように」とか、「その爪でしっかり幸せをつかみ大きく羽ばたくように」という意味があり、男児の祝着の代表的な図案である。また、兜は一国一城の主となるようにという願いの込められたこれまた代表的な図柄である。鷹と兜の間にある巻物は学問を表し、向かって左の袖の牛車は高い位を得ることを、また右の袖は幸せの扉を開く鍵を描いています。
たくさんの願いの描かれたこの祝い着は、将来どんな道を歩むことになっても前向きに努力すればすばらしい未来が待っていることを願って製作されています。
亮輔様の健やかなご成長とご多幸を、心より御祈念申し上げております。
わたや和服文化研究室