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日本文化研究会「和のテーマパーク」
1.142011
男児祝い着のいわれ(3)
きもの、特に礼装のきものは、寿ぎの心を文様に託します。わたやではお宮参りの祝着をお買い上げいただいたお客様に祝着に描かれた文様のいわれを解説してお渡ししております。
鷹は「高い」に通じることから初夢の縁起物に数えられたり、「鷹狩りのできる大将になるように」とか、「その爪でしっかり幸せをつかみ大きく羽ばたくように」という意味があり、男児の祝着の代表的な図案である。鷹の足元に描かれている老松は常盤木と言われ一年中緑であることからたいへん縁起の良い図案である。また、隆々としたその姿から男性の理想を象徴しているともされている。
隆々とした老松の上にしっかりと一点を見つめる鷹。また松の中に配された武具は、たくましく、しっかりとした目標を持ってリーダーとして大きく羽ばたく男性へと成長されることを願って描かれております。
匠翔様の健やかなご成長とご多幸を、心より御祈念申し上げております。
わたや和服文化研究室