平成22年12月、萩美術館で開催された伝統産業人間国宝展の伊勢型紙の実演に来られた坂哲雄さんと11年振りに再開しました。みすゞさんのきものを復元するときに端切れをもとに型紙を彫っていただいた方です。手彫りの型紙はコンピューターの発達で需要が激減した手わざです。10パーセント正確なその彫の技術は本当に脅威です。でも実演などの仕事はあるようでお元気そうでよかったです。
これは縞彫です。
等間隔で直線を引いて行き櫛の目のように型紙を彫ます。完璧に平行でないと12メートルの直線がずれる訳で私には最も脅威の彫り方です。