日本文化研究会「和のテーマパーク」
12.22010
初夢の枕絵進呈!-歳末感謝祭ー
わたやオリジナルの初夢の枕絵。今年もプレゼント!
以下、解説いたします。
なかきよの とおのねふりの みなめさめ
なみのりふねの おとのよきかな
(和歌解説)
長き世の 遠の寝ふりの 皆目覚め
浪乗り舟の 音の良きかな
宝船の起源は
後陽成天皇(一五八六~一六一一年)の勅版が最古のものといわれております。宝船 の絵には一応決まりがあり 前述の回文和歌(歌首から詠んでも歌尾から詠んでも同じ 和歌)や米俵・宝珠・砂金袋・隠れ蓑・隠笠などの七種の宝物や悪夢を見た時にはその 夢を食べるとされる獏、めでたい若松が描かれます。
元旦もしくはニ日の夜に見る夢を初夢と言いますが「一富士ニ鷹三茄子」の順に縁起が良く元日の宵には「お宝~お宝~」と言って宝船の絵を売り歩いたそうです。
この和歌を三回唱え、枕の下にこの絵を敷いて寝ると縁起の良い夢を見ることが出来ると信じられ悪夢を見た際にはこの絵を川に流したり土中に埋めることで災難を取り除きました。 描かれるものそれぞれに深い意味が込められましたこの宝船により、この一年があなた様にとりまして良いお年と
なりますように、御祈念申し上げます。
色は三色。「金運到来」の黄色。「子孫繁栄」の橙色。「無病息災」の紫色です。
詳しくは明日お伝えします。